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遠藤 章; 松井 智明*; 大貫 孝哉; 梶本 与一; 神永 博史
Health Physics, 65(1), p.92 - 95, 1993/07
被引用回数:1 パーセンタイル:25.98(Environmental Sciences)RI製造棟では、医療用P標識化合物の合成に用いられるP標識リン酸(HPO)を製造、頒布している。これはイオウを照射し、S(n,p)反応で生成したPを減圧蒸留でイオウから分離した後、各種の化学操作を経て製造されるが、この製造プロセスにおいてS(n,)反応で生成したSの一部が気体となりスタックから排出される。本研究では、Sの排出を低減するために、ガスクロマトグラフ法でSの化学形を分析し、その生成反応に対する平衡定数の計算から生成量を支配する因子を検討した。その結果、Sの化学形はSOであり、ターゲットの溶出及び減圧蒸留時に、イオウ蒸気中のイオウ分子(Sn:n=2~8)と製造装置内の残留酸素との反応から生成することが明らかになった。これより、ターゲットの溶出及びイオウの蒸留を真空または不活性ガス雰囲気中で行うことによって、SOの生成量を著しく低減できることが示唆された。
遠藤 章; 神永 博史; 松井 智明; 大貫 孝哉; 梶本 与一; 池沢 芳夫
Proc. of Asia Congress on Radiation Protection, p.730 - 733, 1993/00
RI製造棟では、医療用P標識化合物の合成に用いられるP標識リン酸(HPO)が製造されている。HPOは、硫黄を原子炉内で中性子照射し、S(n,p)反応で生成したPを、硫黄から減圧蒸留法で分離した後、各種の化学処理をして製造されるが、この製造プロセスにおいてS(n,)反応で生成したSの一部が気体となり、スタックから排出される。本研究では、Sの化学形をガスクロマトグラフ法で分析し、その化学形の生成反応に対する平衡定数の計算から生成量を支配する因子を検討することで、Sの排出を低減するための製造方法を提案した。
四方 英治
JAERI 1273, 60 Pages, 1981/12
原子炉で照射した塩化カリウムからキュリー量のSを定常的に製造するための技術を開発した。最初に原子炉照射により生成するSとPの量的関係にを求めた。ついで、Sの分離回収のために、陰イオン交換法と陽イオン交換法を研究した。前者では、水ータノール系から大部分の塩化カリウムを沈殿除去する前処理法を導入した。陽イオン交換法では、Fe-型陽イオン交換樹脂カラムにより選択的にPを吸着除去する方法を開発した。定常生産には陽イオン交換法を採用し、グローブボックスを主体とする施設を建設してキュリー量のSの生産を開始した。標識化合物の製造研究では、原子炉照射した塩化カリウムから直接硫酸塩、亜硫酸塩、チオ硫酸塩、元素状硫黄などを製造する簡便で安全な技術を開発した。またターゲットを厳重に管理した状態で取扱うことにより、Sの60%をチオ硫酸塩として回収するという特異な結果を得た。